*お庭訪問記・・・「Le Jardin Secret 」(ル ジャルダン サクレ)=秘密の花園
・・・権田邸(埼玉県熊谷市)
あるHPに紹介されていて是非一度訪問したいと思い、協会の国内旅行の候補先として提案して園主の権田眞理子さん
にご連絡をとらせていただいたのがきっかけで、訪問することが出来ました。2019年5月29日に35名の団体で申込み、
快く会員達を受け入れていただきました。改めて今の場をお借りして御礼申し上げます。
訪問前は日本で一番暑いと言われる熊谷市でどんなお庭を造られていらっしゃるのかとても興味がありました。
ところがこの過酷な環境にもかかわらず、500坪の広大な土地をプライベート・ガーデン(Le Jardin Secret=秘密の花園)
としてデザインされ、1,000本ものバラ、沢山のクレマチス、いろいろな山野草・木々等々を20年に亘って御一人で
こつこつと植栽・栽培・管理をされて、本当に”夢のようなガーデン”を完成されていて本当に驚き、感激しました。
 
(Le Jardin Secret = 秘密の花園 の 正面入り口付近)

(一目見て気に入り、その後購入したクレマチス・ブルーエンジェル=中央のブルーのお花)

(お庭の素晴らしいアクセントになっていた鮮やかなブルーのデルフィニウム)
私は、バラについてはほとんど栽培していないので申し訳ありませんが、バラの詳細(名前や該当の画像)は権田さんの
公式HPやブログで紹介されていますから詳しい情報をチェックしていただけると有り難いです。
ここでは、現在自分でも栽培しているクレマチス(クリスマスローズと同じキンポウゲ科の植物)を中心に素敵なお庭の沢山の
写真とともにご紹介したいと思います。
 
 
(八重のピンクのバラの下で咲くクレマチス・プリンセス ケイト)
 
(ビロードのような質感で濃い紫色で黄色の花芯とのコントラストが美しいクレマチス・ロマンティカ)
 
現在は、年2回春と秋(5月中旬頃&10月中旬頃)にオープン・ガーデンが開催(詳細は権田さんのブログ等参照)されています。
園内は一歩足を踏み入れると参加メンバーから歓声が上がったように、まさに”秘密の花園”で小道を巡回して行く先々で
素晴らしいお花が咲き誇っており、何とも言えない居心地の良い空間をたっぷり時間をかけて鑑賞できて至福の時間を
過ごしました。
また、園内では沢山の休憩所(椅子とテーブル)が配置されており、お茶とお菓子を頂きながら花談議があちこちで
起こっていました。
 
 
(ピンクのバラとのコラボが美しいマダム ジュリア コレポンと言う素敵な紅色のクレマチス、多花性でとても育てやすい品種)
個人的にはプライベート・ガーデンで大好きなクレマチスをこれだけ沢山鑑賞でき、また権田ご夫妻ともいろいろと
楽しいお話ができて大満足でした。本当に色とりどりのバラとクレマチス、それにデルフィニウムは特に印象に残りました。

(白色花弁で弁先にグリーンが入るクレマチス・アルバ ラグジュリアンスですが、これは白色と言うよりも薄紫色がかっており、珍しい)

(巨木のスモーク・ツリーの下で咲く一重の白バラ(ロサ・ムリガニー)は特に思い出があり、素晴らしかった)
この白いバラは、昔イギリスでガーデン巡りをした際に”シシングハースト・キャッスル・ガーデン”のホワイト・ガーデンで
鑑賞したので私にとっては特別な、名前を知っている数少ない貴重な存在であり、満開状態を堪能できて本当に感激
しました。
最後にオーナーご夫妻の変らぬお花への熱い情熱と愛情に脱帽するとともに、今後とも益々理想のお庭を造られ、
オープン・ガーデンなどを通じてお花仲間の輪が一層広がり、益々のご活躍を期待しております。
(写真&文責: 野地 敏夫 )
なお、権田様の公式ブログ(前述)では2019年5月29日と30日の2日間に渡り、上記の関連記事と画像が
掲載されておりますのでご覧ください。
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