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栽培方法
自分流・栽培のコツ
2009年○月○日  第10回 ○○セミナー
自分流・栽培のコツ <<私のH.チベタヌス栽培法>>
 初めに
チベタヌスの花は、儚げで、その花弁は和紙のようです。
魅力的な花でありながら、栽培方法が分からないで、
枯らしてしまう人も多いのではないでしょうか。
私なりの栽培方法が役に立つのであればいいのですが・・・・・


用土と鉢
私がチベタヌスの栽培している用土は、普通の培養土に鹿沼土を
3〜4割ほど混ぜたものです。鉢も特別なものは使っていません。
普通のプラスチックの鉢を使用しています。これは後でも書きますが
夏の水やり対策の問題で、仕事柄、昼間のうちに水切れを起こさせ
ないようにするためで、水やりができる人は鹿沼5:赤玉4:軽石1
位の割合が良いと思います。鉢も素焼き鉢のように鉢自体が水分
を含みやすく、気化熱で鉢内の温度が下がるものがいいでしょう。
過湿にもなりにくいと思います。私は場所の問題で5号鉢くらいで
管理しますが、3〜4芽くらいだと6〜7号鉢くらいがいいと思います。
葉や芽が過湿状態に弱いので、植え付けは、根が見えるか見えな
い程度の高さで植え付けしています。

栽培スケジュール
チベタヌスは、芽出しの頃から、葉が固まる5月の連休くらいまでは
水を欲しがります。その頃は新鮮な水を毎日のようにあげてください。
乾かないうちにあげても平気です。水替わりに液肥を規定の10倍
以上で薄めたものをあげるのも有効です。成長期には窒素が効いた
物をあげてください。

5月の連休過ぎくらいから、直射日光のまったく当たらない北側に移
動するか遮光ネット80%以上のものを張り、出来るだけ雨に当たら
ないところに移動した方がいいです。このころの陽射しに当たると葉
が直に枯れますし、また、葉が雨に当たると、葉の痛みが早いから
です。花芽の形成されてくると思われるので、リン酸分の効いたもの
をあげるといいでしょう。

夏の水やりは基本的に夕方から夜がメインでたっぷりとあげます。そう
することで鉢内の温度を下げられます。理想的には夕方から夜に水を
やって、次の日の夕方から夜にかけての時間までに乾くようにするた
めに土の配合と鉢の選択をします。早朝に水やりができ、夕方まで、
水分の調整ができる方は通気性の良い配合を、忙しくて、一日何回も
水やりができない人は保水性を高めた配合がいいでしょう。
肥料はあげません。

9月から10月くらいまで、葉が残ると次の春には花が期待できます。
葉が残るのが長いほど、花芽が充実してくるようです。
私は10月より肥料をあげはじめます。リン酸、カリ分の多いものを
あげます。効いていないように見えても12月くらいから花芽が大き
なってきますので、葉芽とは容易に区別できるようになります。
そして、2月から3月にかけて開花します。




「MY GARDEN」61号(マルモ出版)のヘレボルス・チベタヌスの
秘密(森和男著)は必読です。
雪割草の栽培が一番チベタヌスの栽培スケジュールに近いので、
栽培に迷った時は参考にするといいです。
参考書には 雪割草パーフェクトブックvol1〜12 (橡の葉書房)
雪割草(よくわかる栽培12か月)岩淵公一著をあげておきます。


輸入チベタヌス
チベタヌスが難しいといわれるのは、輸入時の状態の悪さからでしょう。
掘り上げられたチベタヌスは暖かいところで、仕分けされるそうです。
そのためか、日本に着くころには芽が動き出して葉が出ているものも
ある状態です。輸入品を買う場合、選べるなら葉の出ていない芽が
小さいものを選ぶといいと思います。
葉が出ているものは無加温の温室か室内の暖かいところで管理した方が良いでしょう。
ただ、一般には安定した温度に保ちにくいので、葉が出ている株は避けた方が無難です。
私は輸入品を買うと植え付け後、芽の上をマルチングします。これは昔、温室で正月用に
開花促進された福寿草を温室のない家庭で、咲かせられる方法として教わったものです。
結果が良好なので、マルチング材をいろいろ試してみているところですが、来期はベラボンを
使って試してみたいと思っています。うまくすれば、輸入されたシーズンにも株によっては
綺麗に咲いてくれるかもと期待しているところです。
肥料は液肥を規定の10倍薄めたものと活力剤を最初からあげています。その方が輸入時に
消耗した株にはいいと思われるからです。


小山飾り
いろいろな栽培法がありますが、見た目も綺麗な小山飾りはお勧めかもしれません。浅い鉢を使い、
水が溜まるように工夫をして、軽石等を敷きます。ケト土等を使い、鉢の上に壁を作ります。



チベタヌスを植え付けて用土を入れ、苔を張ります。
私の場合、成長パターンの似ている雪割草やシダを一緒に植えることが
多いです。
下図のように夏の暑い時期には吸い上げた水が気化することによって、
鉢内の温度が下がるので、チベタヌスには良いように思えます。
機会があれば、試してみてください。



齋藤 嘉晴
2009年○月○日  第11回 ○○セミナー

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