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栽培方法
自分流・栽培のコツ
2009年○月○日  第10回 ○○セミナー
自分流・栽培のコツ(有島流・大株作り)
(2014年10月26日の「クリスマスローズの夕べ」での講演内容です)

私は鉢からあふれるように咲かせるのが好きです。


私の育て方は、試行錯誤しながら経験を積み重ねてきたものです。
と言っても、特に難しいことをやっている訳でなく、クリスマスローズの年間の生育サイクルに合わせた育て方と思っています。

○11月中旬から肥料やりを始めます。 
 6月から水切れだけを注意して施肥はしないで来ました。
11月中旬から肥料を始めるのは、早めに芽が出るリスクを避けるためです。
この時期の肥料の目的は花を沢山咲かせるためです。
  固形肥料はプロミック・クリスマスローズが鉢の大きさに
合わせて施肥する数を変えられるので便利で使っています。
クリスマスローズの花芽分化期は春と言われているは承
知しています。
でもこの時期リン酸分の多い肥料をやることが、経験的に
花付きが多くなる気がしています。
そのため即効効果のある液体肥料で、リン酸分を増やすよ
うにしています。
例としてハイポネックスの「開花促進用」を汎用性と混ぜ
て、リン酸分の比率を高めるようにしています。
  液体肥料はハイポネックスの7:10:6
  ハイポネックスの開花促進用0:6:4
特に11月中旬〜12月は肥料強化月間と考えています。

○12月10日目安の葉を切ります。



○12月中は寒さに当てます。

○1月 開花調整を始める。
一月に入ると気候にもよりますが、展示会に合わせて陽だまりに入れたりして開花を即します。 クリスマスローズは開花調整が楽な植物です。
私が咲かせた鉢植えは日本橋チェルシーガーデンの展示会に出しています。
今年の会期です。 2月7日(土)〜3月1日(日)

2〜3月の開花期間中は充分楽しんで下さい。

満開過ぎると子房が付きはじめます。


種子を採取する以外は、株に負担がかかる子房は気が付き次第取ります。

花茎切りは3月中旬〜下旬



花が咲きだした頃から来年の事を考えます。
そのため早めに切って新芽の上がりを促します。
この頃から肥料やりを真剣に取り組みます。
肥料は開花による株の疲れと、新芽の上がりを促すのが目的です。
こ時期の肥料はバランスの取れたものにします。

○春の植え替え
クリスマスローズ熱の余韻がある3月中旬から4月中旬までにやります。

下の画像は3月21日にやったものです。


7号鉢にして3年目です。
品種は「クロアチクス・ダブル」です。
万作状態で、花付きは最高になった所です。
このままにしておくと株が弱ります。

鉢から抜いた所。底の方の土が見当たらない程に根が廻っています。


根を切ってから緩めた所です。


直径27cmの和風の鉢に植えつけました。
植え付け後花径は切りました。
なぜ植え替えてから花径を切るかは、花径を持って作業がし易いからです。

用土はあまり気にしていません。
80%の無機質 20%の有機質の組み合わせです。
元肥は入れない。
何故かは、肥料を必要としない時期まで残留するリスクを避けるためです。
クリスマスローズに対する肥料は置き肥と液肥です。
この二つがコントロールしやすいからです。
この時期のクリスマスローズは成長期で勢いがあるので、植え替えに適している。
8号以上の鉢植えは、同じ鉢に植え替えて鉢の大きさは変えないことが多いです。

○なぜ3月中旬から4月中旬に植え替えるのか。 
花径を早く切ると、その周囲から幾つもの芽が伸び始めます。
これを秋までに充実させて花芽にするためです。
 もう一つはクリスマスローズに関心がある間に済ませる。
植え付け後2週間目から置き肥、液肥の施肥を始める。

○肥料切り
6月初旬に置き肥は取り、11月中旬までは施肥を中止する。
これは、早く芽が出るリスクを減らすためです。

○夏の管理
私はクリスマスローズが休眠や半休眠するという考えは持っていません。
 なぜかは、水切れさせて葉がしおれたとき、水をやると30分ぐらいで、葉がピンとします。
 6月ごろまで成長して、その後安定期又は充実期に入ったという考えで居ます。
6月から11月中旬までは水だけで、水切れに注意を払う。
 適正な用土に植えていたら、過湿にはなりません。
 梅雨時でも過湿にはなりません。
 もし過湿になるとしたら、置き場所が日陰過ぎるのではと思います
花を咲かせる植物は太陽が大好きです。
 庭に置いてある半分ぐらいは、夏でも遮光をしない所に置いています。
 葉焼けは気にしません。
 クリスマスローズは観葉植物ではありません。
 12月になったら葉を切りますので、夏の葉の痛みは気にしません。

○秋の植え替えについて 9月中旬〜10月中旬に済ます。
 春植え替えが出来なかった株をやります。 

下は10月9日に植え替えた様子です

水の通りが悪くなっているのでわかります。


鉢から抜くと、根が廻っています。


根鉢の底の方から根を緩めます。


根を整理したところ。


同じ10号鉢に新しい土で植えつけました。

元肥は入れていませんので、発根して根がなじんでくる11月中旬から、他の株同様施肥を始めます。
私が秋に植え替えるのは、春出来なかった一部の株です。
秋に植え替えても「芽数」は増えません。
鉢を大きくすると、鉢とのバランスが悪くなるので、植え替えは基本的に春にします。

有島 薫
2009年○月○日  第11回 ○○セミナー

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