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活動内容

10周年記念行事

2009年○月○日  第10回 ○○セミナー
≪日本クリスマスローズ協会 10周年記念講演会≫

 6月23日吉祥寺第一ホテルでクリスマスローズ協会創立十周年記念行事の一環として待望の講演会が
開催されました。
 講師のジョン・マッシー氏はアシュウッドナーセリーのオーナーとしてクリスマスローズ展では故ヘレン・
バラード女史と共に育種のカリスマ的な人物です。氏の来日は今回が2回目で6年ぶりになります。
 会員として歓迎の意を表すには…と咲き送れて出てきたクリスマスローズの花数本と共に庭のバラと
イングリッシュガーデン風の花材をバケツ一杯持ち込みアレンジメントを作り、押し花額と共に会場を飾りました。

準備が順調に進む中、少し早めにマッシー氏が来場されました。通訳を努める横山直樹氏と共ににこやかに
エレベーターから現れた氏は去年のRHSショーの時より幾分太られたように見えました。
 2001年の講演会では、スライドで紹介されたアシュウッドナーセリーで作り出されたダブルやアネモネの
最新花に当時大変衝撃を受けたものでした。今はあの時夢のようであった数々の美しい花をコレクション
できている事に、国内での園芸市場のめざましい進歩も実感しました。
 野田卯一郎理事からマッシー氏と彼のアシュウッドナーセリーについての紹介の後、会場全員の大きな
拍手でマッシー氏を迎え和やかな雰囲気で講演会が始まりました。
 講演会はスライド中心で、アシュウッドの景色から始まり、まずはクリスマスローズ以外でアシュウッドが
手がけている花が紹介されました。ナーセリーでも有名なレウシアについて、1991年に初めてRHSショーで
レウシア展示と1996年チェルシーフラワーショーで金賞を受賞したレウシア展示の貴重な資料や、レウシアの
現地調査の様子が美しい花と共に紹介されました。

クリスマスローズや原種シクラメンの話をする
ジョン・マッシー氏。














アシュウッドナーセリーのカタログに書かれた
ジョン・マッシー氏のサイン。








次に原種シクラメンの数々の品種が紹介され、ギリシアでのオリーブの木の下や海岸の岩の間に自生するもの、
舗装道路に育つものなど、原生地ならではの写真もありました。
 次はナーセリーで古くから栽培されているものの一つとしてアシュウッドのプリムラ・オウリキュラがいろいろ
紹介され、参加者からその美しさにため息がもれました。雪割草も紹介されました。
 韓国での調査の際のエピソードとしてウルルン島への船旅の大変さを、ジョークを交えて楽しげに語られ、
マッシー氏と案内のキムさん、同行した成人したばかりのころの横山直樹氏との記念写真や雪割草でお世話に
なった岩淵さんの紹介写真もマッシー氏のお人柄が伺えるものでした。

 いよいよ本題のスライドの始まりはクリスマスローズの母ともいえるヘレン・バラード女史でした。
 女史が高齢になり車椅子を運転して畑を見廻る姿や女史の北向きボーダーのクリスマスローズ植栽も
紹介されました。
 1989年アシュウッドでクリスマスローズの育種をはじめるにあたって、初期の時代にはマッシー氏は沢山の
優秀な親株を集め選別育種に多大なエネルギーと時間を費やしました。
 アシュウッドの親株も紹介され、花の構造や交配の手順、実生苗から成長する過程での注意点等丁寧に
説明され、クリスマスローズ育種担当のケビンさんも紹介されました。
 いよいよアシュウッドガーデンハイブリッドの美しい花が紹介されました。
 ピンク、ピンクブロッチ、グリーン、グリーンスポット、白、白ブロッチ、プリムローズ、ケビンさん作出のくすみが
全くないゴールドネクタリーと呼ばれる黄に黄ネクタリー、黄に濃黄ネクタリー、さらには赤スポットが加わった
数々のバリエーションが紹介されました。ピコティー、ホワイトピコティー、ネオンシリーズと名づけられた星型の
ブロッチが加わり、アプリコットのネオンシリーズ、アプリコット、バイカラーと紹介され一旦休憩となりました。
 その後バイカラー、レッド、ダスキーグレープ、スレートグレー、ヘレン・バラード作出のミステリーも紹介
されました。ブラック、プリムローズネクタリー、ダークネクタリーの品種へと続きアネモネの種々の花が
写し出されました。アネモネにスポット、ピコティーのアネモネ、バイカラーのアネモネの次にはダブルの基礎と
なったトルクァツス八重咲き「イーニアス」が発見時のエピソードと共に披露されました。

 クリスマスローズの原種へと移り、原種同士の交配種ニゲルコルス、エリックスミシイ、チベタヌス、チベタヌスと
ニゲルの交配で生まれたピンクアイス、ヴェシカリウス、珍しい種の房やその交配種のブライアーローズ、
横山直樹氏作出のスノーホワイトもニゲルとガーデンハイブリッド交配の数少ない成功例として紹介されました。
 ピンクアイスやブライアーローズ等希少種とアシュウッドで生産されている原種植物スノードロップやシクラメンとの
美しい混植ガーデン等テーマが庭、庭作りへと発展し、ジョンのプライベートガーデンがかつて訪れたときから
さらに進化してすばらしい景観を見せてくれました。
 秋から冬へと季節の移ろいを見せ、きれいに始末しがちな宿根草のブッシュを敢えて残し霜によって
ダイナミックな景観を作り上げていました。雪の中のフェチダス、最後はりんごの木にとまるヒメレンジャクで、
これら印象的な庭の写真は鳥の写真家のものだとのことでした。

 私達は明日のことを心配して今日を楽しむことを忘れてしまう。
 庭は植物だけのためではなく自身の癒しの為に、友との語らいの場に、そして思い出の為にというマッシー氏の言葉に胸が熱くなりました。

クリスマスローズの歌の
合唱







クリスマスローズの古歌の披露で始まったパーティではマッシー氏は食事も摂らず次々と挨拶に見える
参加者との写真撮影やサイン責めも苦にされず実に嬉しそうに応えて下さいました。
 さぞお疲れになられたのでは思いながら、心からの感謝と大きな満足を得られた講演会となりました。

小島由利子
2009年○月○日  第11回 ○○セミナー

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