本文へスキップ
庭園・原生地
庭園
  • オープン・ガーデン & お庭訪問
     1.水谷邸お庭訪問記(三鷹市)

  • ナーセリー紹介(国内・海外)
    1. 国内ナーセリー

       * 野田園芸

       * 花郷園

     2. 海外ナーセリー
       *ジョンズ・ガーデン(アシュウッド・ナーセリーズ

2009年○月○日  第10回 ○○セミナー
国内ナーセリー

*花郷園のご紹介

住所:〒183-0004東京都府中市紅葉丘2−22
TEL:042-361-2832
FAX:042-361-7013

代表者: 野口 貴子 氏



花郷園のホーム・ページ(Website)・・・ブログも掲載中

1.一般公開の曜日と時間帯
  月曜日〜金曜日 9時〜17時(12時〜13時休)(但し、事前連絡が必要
   *1月中旬〜3月中旬に直売所をオープン(不定期のため、HPでご確認下さい)
 
2.電車:JR中央線「武蔵境駅」乗り換え,西武多摩川線「多磨駅」下車、
       徒歩約8分
    車: 可 (但し、駐車スペースに限りあり)
  案内図


3.販売している種類
  @クリスマスローズ(ヘレボルス)
    交配種: レッドサン・シリーズのダブルを中心に
          シングル、セミダブル、ダブルの各種
      原種: トルカータス、クロアチカス、ボッコネイ、チベタヌス、
           リグリクス、アトロルーベンス、プルプラセンス、フェチダス等々
  Aその他:ベゴニア各種

花郷園・取材訪問記
2016年2月上旬、私は約8年振りにHPに記事を掲載するための取材で“花郷園”を訪問しました。現オーナーとは、展示会や理事会でもお会いする機会も多く、最後の訪問からそんなに時間が経過しているとは思ってもいませんでした。

*当園との係り
私にとって“花郷園”は、特別な存在です。なぜなら約15年前に初めて訪れたのがこのナーサリーで、沢山のクリスマスローズとの出会いに感激し、先代に勧められて協会に入会することになったからです。

*ビジネスの継承
現オーナーは、“世界初”を目指して日本クリスマスローズ協会の設立に大きく貢献されたお父様(故野口一也氏)のご逝去がきっかけでこの歴史あるナーセリーを受け継ぐ重大な決意をされたのが、約6年前です。それまでは空飛ぶビジネスの華麗なる接客業でほとんど経験のないこの業界に入り、ご苦労は並大抵のことではなかったと推察されます。それでもクリスマスローズに注ぐ情熱、持ち前のパワー、素敵な笑顔と接客のプロとしての長い経験を生かして着々と力を蓄えてきていると思います。

*ハウス内の状況
初めにベゴニアのハウスの奥にある大きな三階建て(二段式)のクリスマスローズのハウスを拝見しましたが、入り口には女性らしい気遣いのお花とパラソルのお出迎えがありました。
エントランス


ハウス内の風景


ハウス内の三階部分の特等席には、シングルのお花よりもダブルのお花が沢山咲いていてびっくりしました。



私のお気に入りのダブルも沢山ありました。



*2つの目玉商品
花郷園と言えば、“ヒデ(ヒド)コート・ダブル”(ダブルなのに蜜腺が残るのが特徴)の“レッドサン・シリーズ”が最初に思い浮かびます。
     (従来のレッド・サン)             (最新花パピエ)

 (写真提供: 花郷園)              (写真提供:花郷園)

先代も大事にされていたこの由緒あるシリーズ(イギリスの **“ヒドコート・マナー・ガーデン”で発見されたのが名前の由来と言われています)は、代が変わっても大事に育種、改良が加えられて、最近は素晴らしい形と色合いのものが作出されています。つい最近、“パピエ”(代表の弁では、フランス語で“紙”を意味し、和紙を思わせる花弁には繊維質のベインが入り、糸すきをしたような風合いが特徴だそうです)と命名されたものは特に美しいもので、このシリーズは特に素敵なマダムの方々に人気があるそうです。

私が特に気に入った”パピエ”の株で、花色(ピンクのベイン)だけでなく花形も良かったです。

** 2014年、協会の海外研修旅行で訪問(「イギリスのガーデン巡り」をご参照ください)


また、花郷園でもう一つ忘れてはならないのが、柑橘系の香りのあるイタリアの原種の“H.リグリクス”でしょう。
2013年の「クリスマスローズの世界展」に初めてこのセミダブルが新花コンテストに出品され、見事に優秀賞
(ビズ賞)を受賞
されました。

(なお、シングルの開花株は、2007年に世界展で初めて展示(=「原種・用語解説」の“コラム”を参照)されました)

この受賞花のセミダブルとそして偶然同じ年に咲いたダブルも、我々の原生地でのガイドであるウィル・マクルーウィン氏から代表が購入した種から咲いたもので、代表ご自身が彼と親友でイタリアの原種に特に詳しいマシアス・トムセン氏に確認したところ“世界初”のもので大切にするように言われたそうです。現在のところ残念ながらまだ一般への販売はありませんが、ハウス内では増殖中とのことで、近い将来手に入るものと思われます。

訪問時には、シングルのいろいろなバラエティのリグリクスが咲いていましたが、中でも小輪でフラッシュの入る個体が気になりました。(これもマクルーウィン氏から入手した種から開花したそうです)

  (いろいろなリグリクス・・・左手前が注目株)         (中心にフラッシュの入る珍しい個体)

   

*将来の大きな夢
最後に代表に“将来の夢”をお聞きしたところ、交配に関しては、花形だけでなく、葉の美しさなどにもこだわり、
“日本人の持つ繊細さが全体の花姿に美しく表れたもの”を作出したいとのことでした。
2010年に初めて交配をされ、その結果を見たいとの一念から続けてきた交配の夢の実現を是非叶えていただきたいものです。
またもう一つの大きな夢は、クリスマスローズ・ファンへの癒しの空間の提供として敷地内に“カフェをオープン“
したいそうです。
カフェではグルメでソムリエの資格も持つ代表のいれたお茶を楽しみながらクリスマスローズ談議に花をさかせることは、私も密かに期待していたことで、夢が実現した暁には、是非メンバーに加えていただきたいものです。

(撮影&文責: 野地 敏夫 2016年2月記)


庭園・原生地


庭園

原生地